投稿日2015年2月1日 省エネルギーコンテスト

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概要

目的

  • 家庭生活における、電力消費量を削減する。
  • 多くの住民の参画、参加を得て、コンテスト形式で、アイデアのある省エネルギー生活実現をすすめる。

実施概要

  • 電力消費量の大きい夏季ないし(及び)冬季の1〜2か月間、家庭ごとに創意工夫して電力消費量を削減し、前年同期からの削減率をコンテスト形式で競い合う。
  • 参加を促すため、自治体、住民等で実行委員会を形成し、広報、省エネ方法の普及、賞品などに工夫を凝らし、「地域の年中行事」的な取り組みに育て上げる。

期待効果

その他、特徴的な効果

難しいとされる家庭部門の電力消費量とCO2削減に効果が高い

実施内容とポイント

全体を通じたポイント・考え方

  • より多くの参加を得て実施効果を得ることが重要。
  • そのために積極的に参画する住民を中心とした実行委委員会を結成し、多様なアイデアを出し、地域恒例のイベントにしていく。

ステップ1実行委員会の結成

実施内容 環境問題に熱心に取り組む住民、事業者団体とともに実行委員会を結成し、事業全体のプロデュースを担う。
ポイント・考え方 実行委員の参画意識を高めるため、参加者が積極的にアイデアをだせるように会議の方法を工夫する。

ステップ2参加家庭による省エネ実行

実施内容 コンテストの実施夏季ないし(及び)冬季の1〜2カ月間の電力消費を、参加した各家庭で工夫して削減する。
ポイント・考え方
  • 実行委員会が自治体と共同で、住民に対して広報・参加を要請する(チラシや自治体広報紙に留まらず、ケーブルTV、地域FM/AM放送の活用、ウェブ、SNS、クチコミ等を用いて工夫を凝らす)。
  • 省エネアイデア教室の開催、エコ料理教室の開催等も併せて行い、参加率を高める。また企業訪問や各種団体の会議に直接出向き、参加を呼びかける。
  • 省エネを実行してもらうために、応募した住民に省エネ方法を書いたパンフレット等を送付し、具体的な省エネ方法をわかりやすく伝える。

ステップ3成果の確認と表彰

実施内容 削減成果を確認するため検針票を提出してもらい、前年同月比で削減率の高い家庭等を表彰し、副賞を併せて授与する(削減率以外に家族構成別に消費量の少ないベスト3表彰、省エネ行動アイデア賞など、多様な賞も考える)。
ポイント・考え方
  • 副賞をより豊かにするため、商工会、流通小売店、商店街、店舗等に協賛をしてもらい、賞品を提供してもらう。
  • 表彰式は、市区町村長も参加し、入賞者の省エネアイデアの発表(インタビュー)なども交えて和やかな交流の場とする

ステップ42年目以降のコンテスト

実施内容 初年度に応募して引き続き応募した家庭については、初年度の前年の使用量を比較べースとするなどの工夫も取り入れる。
ポイント・考え方 キャンペーンの結果や、参加者のおもしろいエピソードや省エネ方法をお知らせし、継続して省エネができるようにする。

実施主体・協働・推奨される自治体

実施主体

行政

協働型実行委員会(住民、NPO、商工会等経済団体、商店街組合)

住民・行政参加度

総合
住民・事業者3:行政主体3
資金
住民・事業者3:行政主体3
マンパワー
住民・事業者3:行政主体3

協働によりどのような相乗効果を期待できるか

  • 行政が主体者として参画することで、広範囲への呼びかけ、事業参加への安心感、事業の継続性が得られる。
  • 住民が主体的に参画することで、参加率の大幅拡大、PRの工夫 賞品の豊富化、省エネ教室の開催などの付帯事業への展開等が得られる。

推奨自治体の自然・社会的要件等

  • おおよそ10万人以下の自治体の方が、効果性が高い。
  • ただし最初は実施地区を限定し、徐々に全市町村域に広げていくという方法で、人口規模が10万人を超える自治体でも実施は容易になる。

参考事例

自治体名山形県高畠町
事例名笑エネルギーコンテスト
参考URLhttp://bp.eco-capital.net/bps/read/id/174